2009年1月15日木曜日

うどん屋の隣の爺さんが語っていた為になる話。

お昼を食べに会社の近くのよく行くうどん屋に行きました。

隣の席には昼間っからビールを飲んでいる
爺さんと30半ばくらいの2人組が座っていました。

爺さんはビールも入ってかなり調子良く話をしていたのですが、
30半ばの人は真面目に聞いているものの
完全に爺さんの話に飽きているようでした。

その30半ばの人の飽きっぷりは相当なもので、
「はい」と「なるほど」としか言っていませんでした。

何を話しているんだろう?と気になったので
じっくり聞いてみたら、爺さんがこんな感じのことを言っていました。





「安岡先生の三識を知ってるか?
 知識・見識・胆識の3つだ。

 知識は理解と記憶力の問題で、
 単に
大脳皮質の作用によるもの。
 様々な体験を通して五感で感じることで見識となる。

 見識は言うなれば判断力の問題だ。

 さらには、見識が決断力、実行力を伴うと胆識となる。

 困難な状況を突破するためにはこの胆識が必要となる。

 知識が見識となり、見識が胆識となることで
 はじめて役に立つんだ。」

 
























爺さん・・・深いよ。。。(涙)









でも、相変わらず、30半ばの男は興味なさそうに聞いていたのが
なんだか笑えました。

そして、爺さんは瓶ビールのおかわりを注文するのでした。。。




ちなみに、安岡先生とは、安岡正篤先生のこと。
お恥ずかしながら僕は知らなかったのですが、
著名な陽明学者で、多くの政財界のリーダーに影響をもたらした
偉大な方だそうです。

安岡先生は亡くなる直前の85歳である女性と結婚し、
その後、親族が婚姻を取り消すように裁判をおこします。

そのある女性というのがなんと、
当時銀座のバーのマダムをしていた
細木数子というのだからビックリ!!